労災上乗せ保険は、政府が運営する労働者災害補償保険(労災保険)の範囲を超えた保険金をカバーする民間の保険です。
以下に、労災上乗せ保険の主な特徴とメリットをご紹介します:
- 補償範囲の拡大:政府労災ではカバーしきれない範囲を補償します。これにより、労働者が事故に遭った際の治療費や休業補償などが十分にカバーされます。
- 会社の保護:労災上乗せ保険は、会社を守るためにも必要とされています。例えば、労働者が事故により万が一死亡した場合、設定した金額が保険金として会社に支払われ、これを「会社の誠意」として遺族に対して支払うことができます。
- 契約方式の自由度:業種に合わせて下請を含む・含まないなど、契約方式を変えることが可能です。
- 経営事項審査での評価ポイント:公共施設などの工事に関わる場合、発注元である各機関の経営事項審査(経審)を受けることになります。経審を受ける際、上記の条件を満たしている労災上乗せ保険に加入していると、評価ポイントを15点獲得できるというメリットがあります。